空間を彩るシンプルで個性的なデザイン

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住まいの空間に必要なのは美しいインテリアデザイン。椅子や机といった家具、そしてテレビやデジタル時計など電化製品は空間の印象を大きく変えることになる。今回は、空間の印象をさりげなく彩るシンプルで個性的なインテリアデザインを取り上げたいと思う。

テレビ

どこの家庭にもあるテレビ。その存在は部屋の印象を変えるため、部屋のインテリアを考える上で避けることができないものだろう。従来のテレビというと、黒く巨大で、それが機械であることを主張するものが多かった。だがオランダのデザインブランド「smool」のテレビは、そうした印象を感じることはない。テレビを覆うように布地が使われており、柔らかな印象が感じられる。スクリーンの下に見える黄色の足は、テレビが持つ重々しさを一掃している。お洒落にデザインされた「HOMEDIA 2013」であれば、インテリアデザインとしてテレビを使うことができるはずだ。

照明

明かり次第で部屋の雰囲気が変わる。だが忘れていけないのは照明機器そのもののデザイン。それが悪ければ、せっかく明かりで美しくなった空間を台無しにしてしまう。そこでお勧めしたいのはドイツのブランド「KIESSLER」の照明「NUMEROUNO LED」だ。これは細長い形になっており、明かりを保護するカバーの部分が大きな特徴となっている。照明のカバーとなるのは段ボールを素材にして作られたもの。そのため金属やプラスティックの素材とは異なる、暖かく軽やかな印象を与えてくれるだろう。もちろん青、赤、水色といった鮮やかなカバーの色は、空間にアクセントを与えてくれるに違いない。

デジタル時計

デジタル時計と言えば、だれもが思い浮かべるのは、黒や灰色のディスプレーに浮かぶデジタル数字。それ以外の種類はほとんどなく、時計の形以外にその個性を見つけるのは簡単ではないだろう。そんなデジタル時計のイメージを変えるのは、イギリスのデザインブランド「Gingko Electronics」のもの。普通であれば、ディスプレーに映る数字が、ここでは木の表面に映し出される。そのためデジタル機器としての印象が覆され、木の持つ温かみが感じられるようになっている。デジタル時計の冷たい印象を避けるにはもってこいのものだろう。

テーブル

インテリアデザインの花形となるテーブルと机。余分な要素を削ぎ落としたシンプルなテーブルは多くあるが、シンプルだけでなく個性があるものを探すとなると簡単ではないだろう。フランスのブランド「Alki」が生み出すのはシンプルかつ個性的なテーブル。天板は角が丸くなっており、柔らかな印象を与える。天板を支える脚は角度が付けられており、印象的なシルエットを作り出している。最大の特徴となるのは天板と脚の接合部。従来では目立たないようにする場所だが、ここではデザインの一部として美しく見せている。「Alki」のテーブルは確かな個性があり、一度見たら忘れられないデザインとなっている。

椅子

机と同じくインテリアデザインの花形の椅子。そこで取り上げたいのは日本のデザイナー、岩崎一郎によるもの。彼の椅子「TWO TONE CHAIR」は、その名前の通り2色の色を効果的に使ったものとなっている。座面と背もたれの部分は2色に分けられている。例えば緑色の椅子では、座面は緑色で背もたれは黄緑といったように色が組み合わせられている。こうした色はコントラストとなり、椅子に強い個性を与えている。 脚や肘掛の形はとてもシンプルなものになっており、その美しい印象を崩すことない。赤、緑、白、黒と色のバリエーションがあるため、多くの色を揃えて部屋を彩りたくなるだろう。

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