家を大きく見せるためのアイディア

杜をつかまえる家, FAD建築事務所 FAD建築事務所 Eclectic windows & doors
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スペースの都合上、大きな家を作ることができない、と嘆いている人はいませんか。でも、嘆くのはまだ早いです。部屋を実際に「大きくする」には、物理的にスペースが必要です。「大きく見せる」には、工夫を凝らせば実現することは可能です。今回は、いくつかの工夫の仕方をご紹介します。これらのアイディアを取り入れて家を大きく見せてみませんか。

色数を抑える

部屋を大きく見せるためには、使用するインテリアの色数を抑えることが大事です。色数が増えれば増えるほど、空間内における視覚情報が多くなってしまいます。視覚情報を抑えればその分空間が広く感じられるようになるのです。こちらは、グレーの色合いを基調にしたリビンルグルームです。東京都の建築家松島潤平建築設計事務所 / JP ARCHITECTSが設計しました。色数が少ないので、部屋が広々と感じられます。また、床にラグを敷くというのも部屋を大きく見せるためには使えるアイディアです。ラグを敷き床面積を隠すことで、目の錯覚を起こさせるのです。部屋を大きく見せるためには、私たちの目にどのように見えるかを考えるとよい、ということですね。

photo Kenta Hasegawa

白色を活かす

部屋を大きく見せるためには、白色を活用しましょう。白という色は、空間を大きく見せてくれる効果を持っています。こちらのミニマルなリビングルームは、大阪の建築家JUN MURATA | JAMが手掛けました。もともとは6畳と8畳の和室だった部屋を改修し、リビング・ダイニング・和室の3室を集約した空間としています。白色の特性が活かされ、広さをが感じられる空間になっていますね。

大きい家具を置かない

大きな家具を置かないというのも、部屋を大きく見せるためにはぜひ取り入れたいアイディアのひとつです。家具の高さを視点より下に設定することで、部屋の中を実際より大きく見せることができます。岐阜を中心に活躍する建築家株式会社ミユキデザインが手掛けた家のリビングルームです。「いつも家族が一緒にいれるような家が作りたい。」というクライアントさんの言葉を取り入れ、天井を高く、低めの家具を配置し、広々と感じさせるリビングルームを作り上げました。

シンプルなスタイルで

限られた空間を大きく見せるためのキーワードは、「シンプルに」です。インテリアや雑貨がごちゃごちゃ置かれると、どんなに大きな部屋でも、大きさを感じられませんよね。限られた空間なのであれば尚更です。余計なものを置かないようしなければ、空間が小さく感じられてしまいます。熊本県の建築家FAD建築事務所が手掛けたこちらの部屋には、テレビと、その脇にそっと置かれた観葉植物以外は不必要なも家具はありません。そのおかげで、部屋が大きく見えるのは、写真からも見て取れますね。部屋の中をシンプルなスタイルでまとめれば、大きく見せることができるのです。

間接照明を取り入れる

間接照明は、部屋を大きく見せるために一役買ってくれます。間接照明で、部屋の中に明かりの陰影を生み出し変化をつけることで、空間を大きく見せてくれるのです。中塚健仁建築設計事務所が設計したこちらの部屋も、ふんだんに間接照明が取り付けられています。ソファー脇に置かれたスタンドライド、角に置かれたトールライト、奥の棚を照らすように取り付けられている天井照明。バラエティに富んだ照明を使うことで、その効果で部屋が大きく感じられるようになっています。

鏡の反射を利用する

部屋を大きく見せるためには、鏡を利用しない手はありません。鏡の反射は、小さな部屋でも大きく見せるために大活躍します。福岡の建築家株式会社フーセット HUSET CO.,LTDが設計したこちらのリビングも、大きな鏡をふたつ取り付けることで、鏡の反射を活かした大きさが感じられる空間となりました。鏡は簡単に取り入れられるアイディアなので、気軽に試すことができますね。

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