憧れルーフテラスを実践!〜海外編〜

Emi M Emi M
Wimbledon, LEIVARS LEIVARS Modern style balcony, porch & terrace
Loading admin actions …

前回は【憧れルーフテラスを実践!〜国内編〜】にて、日本の建築家によるルーフテラスの建築例をご紹介しましたが、今回はオランダ・イギリス・ブラジルより海外編をお届けします!

オランダ・アムステルダム

EU内においての家賃高で言えばトップクラスのオランダ・アムステルダム。運河が張り巡らされた小さな都市にもかかわらず、文化、教育、価値観など魅力的な土地柄ゆえに世界中から人々が集まり続けています。それに伴う物価&家賃上昇、敷地面積不足… など日本の都市部が抱える住宅問題と通じるところもあります。そんな都市事情と、EUの周辺他国に比べて小さめの造りのアパートが多かったアムステルダムにおいて、ルーフテラスは重要な”もう一部屋”なのです。こちらのようにソファセットと大きな日よけパラソルを設置してセカンドリビングとして使用するのは定番。

お子様がいる家庭には砂場を作ったり。木製なのが良いですね。

なんとジャグジーまで!大きな青い空、または星空を眺めながらの入浴は最高に気持ち良さそう。

イギリス・ロンドン

こちらは元商業用ビルディングをリノベーションした物件。オリジナルである1940年代の外観を生かしつつモダンな現代住宅へと生まれ変わりました。ルーフテラスに隣接するガラス張りのお部屋はスタイリッシュなキッチン。

Harley Streetの全景を眺めながら料理をして、テラスで風を感じながら気持ちの良い食事… 。たくさん人を呼んで料理をふるまうのが好きな方にはたまらない環境ですね。このように最上階、テラスの横へ持ってくるのは寝室やリビングルームと決められているわけではないのです。

ブラジル・リオデジャネイロ

こちらはリオの海岸沿いに建つ面積650平米という豪華アパートメント。テラスには目前に広がる南大西洋だけでも圧巻なのになんとプール付き!デッキチェアと南国らしい植樹でリゾート感もたっぷりです。庶民には手が届きそうにありませんが、写真を眺めているだけでも目の保養になることは間違いありません… 。

イギリス・ウィンブルドン

ロンドン南西部・ウィンブルドンのこちらのアパートメントは、ガーデニング大国イギリスらしく庭園を楽しむテラスとなっています。伝統的なレンガ壁に這わせたツタ類、季節毎に咲き誇るであろう花々、シャビーシックなラタン家具に合わせた色あせたウッドデッキなどなど… このように屋外空間もスタイルにこだわりたいですね。

イギリス・ロンドン(2)

ここまで読んで下さった読者の皆様、「結局日本の狭い住宅じゃこんなテラスを持つのは無理だよ… 」とお思いでしょうか?狭くても素敵なテラスは作れます!こちらは常に家賃高&住居不足問題を抱えるロンドンのアパートメントより。テーブルセットをひとつ置けるだけの奥行きしかないスペースも、ウッドデッキとセンスの良いプランターガーデニングでこじんまり可愛いルーフテラスになっています。テラス自体は狭くとも、眼前に広がるロンドンの街並を見下ろせば気持ちは大きく羽ばたけそうですよね!

Need help with your home project?
Get in touch!

Highlights from our magazine