和の心と共に暮らす!囲炉裏のある家

Aya F. Aya F.
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囲炉裏のある家というと、昔話とか古めかしいイメージが最初に浮かんでくるかもしれません。寒い地方の家では、暖炉やストーブなどの火が見える暖房器具が好まれているといいますが、確かに家の中に火があると、体感的な暖かさだけでなく、心までほっとしそうですね。今回はそんな和を感じる囲炉裏のある家をいくつかご紹介します。伝統的な形はもちろんですが、モダンな住宅にも取り入れられた実例をご覧ください。意外なアイデアに驚かれるのでは?

モダンさが感じられる囲炉裏のある家

囲炉裏という言葉から感じ取れるのは伝統的な和の雰囲気かもしれませんが、そのイメージを根底から覆してくれるようなモダンなアイデアが、こちらのお宅にあります。神奈川県の建築家・Mアーキテクツの手がけたこちらの家は、全体的に豪華でモダンな造り。明るい色のフローリングのリビングの片隅に、床を穿って作られた囲炉裏。スライド式の蓋がついているため、使わないときには閉じることが可能です。この和モダンの空間を長く楽しむために要されたのが円形の座。床にじかに座るのとは違い、足を組んだり崩したりしても使えそうで、このモダンな空間にもしっくりと馴染んでいます。

新築でも伝統的なテイストを

古民家などで目にすることがある囲炉裏ですが、新築でもあえて和のテイストを加えたいと思われる方も。家のスタイルによって、モダンなデザインにするのもよいですが、伝統的なスタイルを踏襲するのもまたよし。こちらのお宅は広々とした二世帯住宅。モダンなデザインの家ながらも、純和風の部屋も作られています。眺めの良いこちらの板張りの間には、細長い囲炉裏が。天井も床も黒っぽい色の木材が使われていて、しっとりとミニマルな伝統的空間となっています。

古建具とのコントラストが美しい和空間

新しく家を建てるときでも、純和風にデザインしたいと希望される方もいらっしゃるかと思います。新しい建物にも古民家的な歴史的な重厚感を出そうと、いろいろと手間がかかったりうまくいかなかったりすることもあるかも。こちらのお宅は新築ですが、古建具を使うことで、空間に時代の重みを取り入れています。細い格子の扉は見た目にも美しく、古民家らしい雰囲気を醸し出すために一役買っています。モダンな照明と空間とのコントラストも素敵です。

気楽に和を楽しむ

炉端で火にあたりながらゆったりと楽しむなんて、お店や民宿など特別な場所でのみできること、と思いますか?こちらのお宅では、そんな非日常を日常にするようなインテリアを実現しています。炉縁は太く、少し高めに設定することで、座卓のように使用することが可能。円座を置いて腰かけると、目の高さには小窓があり、小さな日本庭園を思わせる空間に水盤が。格子越しに外の様子もうかがえて、のんびりとお酒を楽しめる非日常的な日常空間。とても贅沢ですね。

リビングにも囲炉裏

炉が切ってある家は素敵ですが、床に穴が開いていることに慣れていないと、ちょっと不便だったり火の手入れも大変だったりするかもしれません。そんな問題を解決してくれそうなのがこちらのリビングのアイデアです。テーブルの真ん中に炉を切る形にすることで、椅子に座って炉を使うことが可能に。炉縁もしっかりと広いため、食卓としても使えそうですね。人数が多いときには、併設されている座卓に集まると、テーブルスペースもたっぷりです。和と洋を取り交ぜた素敵なアイデアです。

明るい和モダン空間に

和モダンなお部屋を作りたい方に、ぜひ参考にしていただきたいのがこちらの物件。築35年の戸建て住宅を古民家風にリノベーションしたというお宅で。こちらのお部屋は客間だそうで、続きの畳の間と同様に印象的な赤い壁でコーディネートされています。建具は純和風で、板の間の部屋には大きな炉が。座卓として使うのに十分な大きさ、高さの炉縁は、どっしりとした重厚感のある木製。自在鉤には竹が使われており、炉縁と同じく歴史の重みを感じさせるような深い色合いです。壁の色との対比が美しい和モダン空間です。

【和の空間についてはこちらの記事でも紹介しています】

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