ダイニングチェア選びにもこだわりを。

Aya F. Aya F.
.8 HOUSE, .8 / TENHACHI .8 / TENHACHI Industrial style kitchen
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ダイニングチェアは、基本的には食事のときにのみ使われる椅子ですが、短時間しか使わないからといって座り心地を軽視していませんか?ご家庭によっては、ダイニングをリビングのように利用されることもあるでしょうし、リビングダイニングでは統一感のある家具選びにしたい、という方もあるでしょう。今回は、ダイニングチェアの選び方について考えていきます。ライフスタイルやインテリアによっても、椅子の選び方でぐっとおしゃれ度が増したり居心地がアップしたりするもの。早速見ていきましょう。

ダイニングチェアもばらばらのデザインで個性的に

ダイニングチェアは、人数分同じものを揃える、と思われがちですが、そんな固定概念を壊してくれるのがこちらのお宅のダイニング。神奈川県の建築家・.8 / Tenhachiの手によるこちらのオープンキッチンでは、ダイニングバーのように横並びにデザインの異なる椅子が配置されています。座面の高い子供用の椅子以外は、大人の背丈に合ったサイズのもので大きさもまちまちですが、インダストリアル風のインテリアにしっくりと馴染んでいます。好きなデザインの家具に囲まれると気持ちも揚がりますよね。

Photo: Akihide Mishima

座り心地のよさを

ダイニングは食事のときしか使わない、という場合でも、家飲みしたり人を招いたりする場合には、食事の時間も自然と長くなるのでは?こちらのお宅のダイニングは、広々とした空間にL字型に、座り心地の良さそうなベンチがあり、テーブルがそこに合わせて配置されています。テーブルを囲んでのおしゃべりはもちろんのこと、ゆったりと座って語らいたいという場合には、それぞれがクッションの良さそうなベンチに並んでみたりとバリエーションが広がりますね。

Photo: Mario Riener

ひじ掛け付きはテーブルの高さに気を付けて

食事用の椅子には、ひじ掛けのあるものとないものとがあります。それを利用するかどうかは別としても、ひじ掛け付きのものを選ぶときに気を付けたいのがテーブルの高さとの兼ね合いです。デザインだけで家具をそれぞれ選ぶと、いざ組み合わせてみると、ひじ掛けが邪魔になって椅子が引けない、ということにも。使わないときにダイニングチェアが幅を取っていると、お掃除や動線にも支障が出る可能性が出てきます。ぜひとも気を付けたいポイントです。

ベンチを取り入れよう

コンパクトなお宅や、すっきりと見せたいインテリアを目指すのであれば、おすすめなのがベンチをダイニングチェアとして取り入れることです。四角いテーブルの長辺の両方にベンチを配置するのもよいですが、一人掛けのダイニングチェアと組み合わせると、変化がでておしゃれになります。片方をベンチにすることで、背もたれがないため視界が遮られることなく、見た目がすっきりしますね。また、来客のときにもより多くの人が座れるスペースができるため、椅子の数を気にしなくてよいのもいいですね。

スツールにもこだわろう

一人暮らしの部屋では、わざわざダイニングテーブルを置くこともあまりないかもしれません。最近の一人用の物件では、カウンターが作りつけられているものも見受けられるようです。例えばこちらのお宅では、男性用に高めに設置されたワークトップをダイニングカウンターとして利用しています。そのため、選ばれたのは背の高いスツール。ウッディテイストがあちこちに配されたインテリアに合わせて、木製のおしゃれなスツール。ミニマル&スタイリッシュですね。

デザイナーズチェアでおしゃれに

インテリアにこだわりがある方ならば、こだわりの家具や空間に合わせた色選びなどにも気を使われるのでは?こちらのお宅は、白を基調とした内装ですが、家具は濃い色合いのものが選ばれています。ダイニングチェアにはイームズの椅子。黒に木の足のデザインが、白い空間に個性的なアクセントを添えています。デザイナー家具をアイキャッチャー的に取り入れる場合には、そのデザインや個性を引き立たせるような色選び、配置を考えたいですね。

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