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住宅に適した建物は、元が住居だけとは限りません。特に丈夫で広々とした作りの雑居ビルなどは、使われなくなったオフィスなど空いている物件も数多くあります。しかし元が殺風景なオフィス系の建物の場合、どんな風に住居として空間を使えるのか想像ができないことも多くあるのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、元がビルだった物件のリノベーションプロジェクト。無機質で小さなビルが、快適で魅力溢れる住宅に変身したプロジェクトを見てみましょう！
TOFUが手がけた間口の細いビルは1階を茶室とアトリエ、2階以上を住居とするプランへ計画を変更しました。奥へと細長い形状だった建物は、奥へ行くほど光が届かなくなるため、風と光を通すために建物を切り欠いて庭を配置。茶室空間は閉鎖的にならず、落ち着いた光を取り込み癒しの空間が出来上がりました。土間スペースと小上がりに分け、一体の空間でありながらも役割の違う空間分けが生まれています。奥行きのある心地よいスペースでゆったりとお茶を楽しむことが可能です。本住宅については「町工場のビルから茶室を備えた住まいへと変えたリノベーション「O-renovation」」で詳細をご紹介しています。
住宅街にあった雑居ビル。コンクリートの雑然とした室内に、かつての殺風景な面影が残っています。いかにもビルらしい無機質な空間が印象に残ります。
コンクリートの空間が広がる無機質な空間を、有限会社タクト設計事務所が丸ごと一棟リゾートホテル風へとリノベーションしました。ファサードはホワイトに塗装をし、暗く味気ない雰囲気を一掃。エントランスから見える空間はアンティークテイストの家具が似合うリラックスできる空間に。住居部分は広々としたベッドのある、アパートメントホテルのようなリゾート感を演出。ビルならではの広々とした空間を生かし、間仕切りのない贅沢にくつろげるスペースが魅力です。本住宅については「まるごと一棟、雑居ビルをホテル風にリノベーション」で詳細をご紹介しています。
もともとは寮として使われていたこちらのビル。築年数が20年を超える古い建物でした。年数の分、痛みや気になる場所も多くあります。内装も時代を感じる印象です。
拡運建設株式会社が生まれ変わらせたこちらのビルは、むき出しの鉄骨が無機質で味わいも感じられない姿がナチュラルでアンティークテイストの空間へと大変身。以前の面影を感じないほど居心地の良さを感じる住宅に仕上がりました。2重サッシに取り替えることで断熱効果もアップし、天然石やタイル、足場板など味わいのある素材を採用した空間はまるで海外のインテリア雑誌に出てくるような趣を感じます。段差をつけたインナーテラスがまるでカフェのような心地よさを演出します。本住宅については「築20年以上のビルを大改造したナチュラルアンティークな家」で詳細をご紹介しています。
【リノベーションについては、こちらの記事でも紹介しています】
※ リノベーションのメリット・デメリットを実例とともに完全解説！
※ マンションリノベーションのメリット・デメリットとは？実例と合わせてまとめ解説！
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