小さな子供部屋のための賢いインテリア

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
MOISÉS NIDØ, Cucosbaby Cucosbaby Nursery/kid’s room
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赤ちゃんが生まれて、家族が増えることは何よりも嬉しいことです。しかし、それと同時に家に新たに子供の部屋を作らないといけません。さらに子供が増えれば部屋を分けないといけませんから、子供部屋は小さくなりがちです。そこで今回は、小さな子供部屋を賢く効率よく、そして楽しくするアイデアを紹介していきます。子供の成長に合わせて、このアイデアを組み合わせてみたり発展させてみたりして、子供の個性に合った部屋にしてみて下さい。

チェンジングテーブルと化粧台を組み合わせる

ヨーロッパでは赤ちゃんのおむつ交換にこうしたチェンジングテーブルという台を使う家庭が多いですが、小さな子供部屋にはこれと化粧台を組み合わせてみると、部屋に余裕を持たせることができます。赤ちゃんがおむつを必要としなくなった後はそのまま化粧台として使えますし、コンパクトで便利なサイズですので他にもたんすやサイドテーブルなどとして有効活用できます。

ベビーベッドのサイズ

小さな子供部屋にとって一番場所をとるのはベビーベッドではないでしょうか。ベビーベッドのサイズを一回り小さなものを選ぶのも1つの方法です。また、こちらの揺りかごスタイルのベビーベッドのようにコンパクトで持ち運びが簡単なベッドなら、赤ちゃんをいつでも目の届くところで寝かせてあげることができて、子供から目を離したくないお父さんとお母さんにとっては嬉しいアイテムではないでしょうか。

壁を収納に利用する

まだ背の低い子供の部屋となると、上にあるものが届かないので背の低い収納家具を置いてしまいがちです。しかし、それでは物が増えてくると小さな子供部屋は物で溢れてしまうでしょう。こちらのナイトウタカシ建築設計事務所による住宅にある子供部屋のように、床から天井まで壁一面に棚を作ってあげると収納スペースに困りませんし、一番下の低いスペースも小さな子供なら有効に使ってくれるのではないでしょうか。

機能的なデコレーション

部屋が小さいからと言って、子供部屋にある家具が機能的に偏りすぎると、つまらない味気のない子供部屋になってしまいます。部屋に1つでも遊び心のあるデコレーションがあるだけで、部屋の雰囲気はずいぶんと明るくなります。しかし、小さな子供部屋にただのデコレーションではスペースが勿体ないので、機能性のあるデコレーションを選びましょう。こちらのツリーの姿をした本棚のように、遊び心溢れる家具は子供部屋を楽しげにしれくれますし、子供も本を手に取ってみたくなったり、本棚に本を片付けるのが楽しくなるはずです。

壁に掛けて収納

こちらは山本陽一建築設計事務所が手掛けた住宅の子供部屋。カラフルなはしごを上れば、ロフトへとつながっています。階段ではなく、はしごなら壁に取り付けるだけでスペースをほとんど取りませんし、行動力溢れる子供のための部屋にはぴったりです。はしごだけでなく、壁にフックなどを取り付けてそれに物を引っ掛ける収納は、床面積を減らさずに何でもない壁を有効活用できます。

写真:山本陽一建築設計事務所

基本的な必要品を考える

単純に子供部屋に物が多すぎて収納に困っている時は、一度冷静になって基本的な必要なものをよく考えてみて下さい。子供の部屋なので普段はあまりそういうことには目が行かず、気付けば部屋が物で溢れかえっているということはよくあることです。必要ないものを納戸や倉庫に仕舞ってあげれば、子供も片付けがずっと楽になるはずです。こちらのMIMASISDESIGNが手掛けた住宅の子供部屋のように、おもちゃだけ置いたプレイルームにするといったように子供の個性に合わせた必要品を選び出してあげて下さい。

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