エクステリアとは、インテリアに対する意味で、建物の屋外空間のことを指しますが、住まいの屋内スペースには様々なこだわりや具体的なイメージがあるかもしれませんが、屋外スペースのイメージはなかなか湧かない方も多いのではないでしょうか。しかし、住まいの中でも外構部分は、生活の安全性や質、さらには住みやすさにもつながる大切な要素です。そこで今回は、エクステリアの中でも是非押さえておきたい6つの要素を紹介していきたいと思います。
エクステリアの中でもその中心的な存在となるのがテラスや庭です。こうした部分は、リビングと開口を通してつながるなど室内空間とも近いことから、屋外と室内の両側面からデザインしていきましょう。テラスや庭でガーデニングやバーベキューなどの目的に合った使いやすいプランニングをすると同時に、室内から出入りがしやすいようなデザイン、さらには室内からの眺めも考慮に入れていれて計画してみて下さい。
家への最初の入口となる門扉は、エクステリアのシンボルとも言える重要な要素です。そのため、デザイン面によりこだわってみてもいいでしょう。また、門扉と玄関との位置など、門扉を開けたときの見え方も考慮していきましょう。こちらのエクステリアモミの木が手掛けたエクステリアのように、門扉と合わせてその扉周りのデザインも住まいの外観の重要な要素となるので、その部分にもこだわってデザインしてみて下さい。
アプローチは道路から家の玄関までの通路を指しますが、ゲストが来た時など家を訪れる人にとっては最初に住まいの印象を感じる場所となります。そのため、先程の門扉や庭のデザインと調和するようなデザインとしていくことはもちろんのこと、家のインテリアともマッチするようなプランニングも一緒に考えてみて下さい。緩やかにカーブしたり、高低差を付けるなどして、風景が移り変わるような動きのあるアプローチとしてみてもいいでしょう。
写真:A.FUKUZAWA
敷地境界にフェンスや塀を立てる住まいも多いですが、これらの要素は家の防犯性や外からの視線を遮る役割を果たしてくれることから、住まいの安全性や住み心地に直結するものとなります。塀で囲って視線を完全に遮断したいという方も多いと思いますが、そうした場合、一度塀を越えてしまうと身を隠しやすいため、泥棒に狙われやすくなってしまうので注意が必要です。死角をつくらないプランニングや視線を柔らかく遮るフェンスなどでそうした点にも工夫してみて下さい。
敷地内に駐車スペースを設ける場合、カーポートやガレージを設置することも多いと思います。そうした要素を設置するとなると、エクステリアに大きく影響することになります。こちらの住まいのように、玄関の庇とデザインを統一するなどして、エクステリアに上手く調和が生まれるようなデザインとしてみて下さい。カーポートについては、「カーポートで愛車をいつまでもきれいに!そのメリットまとめ集」も是非参考にしてみて下さい。
屋外と室内の中間のようなスペースを生み出してくれるウッドデッキを採用するという家も多いですが、ウッドデッキもエクステリアの機能性とデザイン性に大きく影響します。木材の床は、地面の庭とは違った屋外スペースの楽しみをもたらしてくれますし、木材の温かみのある印象をエクステリアにもたらしてくれる役割も果たしてくれます。
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