おしゃれなキッチン、どんなスタイルで作る?

Aya F. Aya F.
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おしゃれな家づくりは、多くの方が目指すものではないでしょうか。特にキッチンは、機能性とスタイリッシュさの両方が求められる場所でもあります。見た目の良さと使いやすさ、どちらも兼ね備えたキッチンづくりのためには、どんな工夫が必要なのでしょうか。今回はいろんなスタイルのおしゃれな台所をご紹介していきます。お好みのインテリアや取り入れたいアイデアなど、見つけてみてくださいね。

おしゃれな家のキッチン

おしゃれな家では、やはりキッチンの造りにもこだわりが見られます。こちらは大阪の建築家・タイコーアーキテクトの手がけたお宅の一角。白とウッディテイストを基調としたナチュラルモダンな内装のキッチンは、きっちりとした直線で構成されており、明るく清潔で整った印象を与えてくれます。色合いや素材感が揃っているため、ともすれば素っ気ない感じすらしそうですが、あちこちに飾られた植物やキュートな藍色のポーランド製の食器が彩を添えています。

オリジナリティあふれるデザイン

料理好きで、友人を招くのが好きな方ならば、料理しながらお客さんと会話が楽しめるようなレイアウトのキッチンがいいですよね。こちらのお宅のLDKでは、たっぷりとしたスペースのオープンキッチンが作られており、広々としたワークトップはダイニングテーブルとしても活用できるデザインです。背後に扉付きの収納、ワークトップ上には釣棚を設置することで、オープンな収納を可能としており、使いやすさ、見た目の楽しさ、きれいさを見事に実現しています。

Photo: Akihide Mishima

ヨーロピアンスタイルで

家のインテリアをヨーロピアンスタイルでカスタマイズするのであれば、やはりキッチンにも同様のスタイルで揃えていくのが、統一感があっていいですよね。こちらのお宅では、重厚感のある濃い色合いの木調を基調としています。収納棚は同じ素材で揃え、ダイニングテーブルにも同系統の色を取り入れることで、まるであつらえたかのようにしっくりと調和します。照明も黒いアイアンで縁取られたレトロ感のあるものを取り入れています。

ナチュラルモダン

機能性と装飾性をそぎ落としたモダンなスタイルに、自然のあたたかさを加えたナチュラルモダンなインテリアは、使いやすくて、肩の力がすっと抜けるようなリラックスをもたらしてくれます。こちらのキッチンでは、白をベースとして作られており、家電などの小物にも同じ色で統一しています。それに加えて、木の暖かい質感をあちこちに取り入れることで、ナチュラルさをアップ。ダイニングカウンターに添えられたスツールやそのそばのキャビネットはヴィンテージでしょうか。どこかこなれた感じが安心できる空間にしてくれます。

ミニマルに

かつてモダニズム建築では、装飾性を極限まで省いていくことが追求されてきました。現代においても、とにかくシンプルな家に、とお考えの方ならば、素材の質感がつぶさに感じられるようなものだったり、機能的なかっちりとした形のインテリアをお好みになったりすることもあるのでは?こちらの台所は、コンクリートを箱状に形成したようなミニマルな形のワークトップに、線の細いアイアンで作られた釣棚が。色もミニマルに統一されていて、爽快感すら感じられますね。

アメリカンスタイルで

近年では、台所もリビングやダイニングと一つの空間に置かれることが多くなりました。それに伴い、来客があってもおしゃれに見えるキッチンづくりが求められてきています。こちらのお宅は、Brooklyn Houseと名づけられたスタイル。古材風の床や木目を楽しめるような収納棚、あちこちに取り入れられた黒いアイアンが、かっこよくて自然体なインテリアを形成しています。ピカピカの新品、というのではなく、古材っぽさやアンティーク風のランプなどの、どこかこなれた感じが心地よさを生み出してくれます。

【キッチンについてはこちらでも紹介しています】

※ カウンターキッチンをよりすっきりおしゃれにする6つのアイデア

※ 対面式キッチンvs壁付きキッチン

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