2150万円で完成!光と風が気持ちいいローコストのオール電化住宅

K.Yokoyama K.Yokoyama
見晴らしの家Ⅱ, 氏原求建築設計工房 氏原求建築設計工房 Living room
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今回ご紹介するのは、ローコストで叶えたオール電化住宅です。ひな壇状の敷地を上手に生かして建てられた見晴らしのいいこの家の建築費は、擁壁の費用も込みで2150万円。お洒落でモダンなデザインの上に、人と環境に優しいローコスト住宅となっています。この住まいを手掛けたのは、東京を拠点に活動する氏原求建築設計工房です。一体どんな様子なのでしょうか?さっそく詳しく見ていきましょう!

眺めが楽しめるオール電化住宅

住まいのクライアントさんは若いご夫婦。そして、こちらは住まいの南側の外観です。ひな壇状の敷地となっており、建物は道路面より2.0m上がった高さに建っています。そのおかげで前面の建物は気にならず、住まいからは抜群の眺めが楽しめます。擁壁には約200万円の費用かかっていますが、これも含めて建築費は2150万円。モダンなローコスト住宅が実現しました。また、使うエネルギーを全て電気でまかなうシステムの「オール電化住宅」となっています。

お洒落なアクセントのついた2階建て

こちらは住まいの道路側サイドの外観です。外壁には主に鋼板サイディング、一部に防火サイディングを採用しています。壁面のストライプ模様とテラス・バルコニーの天井部分に使われたイエローがデザインのアクセントになっていてお洒落です。住まいの開口部は、南側を中心に工夫をして配置。開閉可能でシェード付きの天窓、開閉式の高窓なども設置し、光と風の気持ちのいい快適な住まいとなっています。住まいは2階建てですが、クライアントさんの希望で広さを強調したワンルームのような住宅プランを採用しています。

自然の力を生かしたオール電化住宅

こちらは、1階キッチンよりリビングとそれに続く和室を見た様子です。南に面した大開口からは、気持ちのいい風と明るさが室内に届けられます。また、この開口によって視覚的にも広がりが生まれ、キッチンで料理をしていても、リビングでくつろいでいても屋外にいるような開放感を味わえます。環境に優しく自然の力を生かした作りとなっているこの住まい。天井は吹き抜けとなっており、この吹き抜けを通じて住まいの隅々にも光と風が行き渡ります。このため、住まい全体の空調が安定しやすいので、オール電化住宅とはいえ使うエネルギーもかなり節約できるのはないでしょうか。開口に面してウッドデッキも設置されおり、外に出てリラックスするのも 気持ちが良さそうですね。

木の優しさがあふれる室内

こちらは吹き抜けより1階のリビングとキッチンを見た様子です。吹き抜けによって1階と2階が空間的につながった室内は、ワンルームのような感覚で広々として開放感にあふれています。効率よく配置された開口と、吹き抜け天井の天窓から十分な光を取り込み、自然光でもいつも明るい室内です。天井には杉板、1階空間の床にはヒノキを使用し、木の優しさがあふれて住まいのどこにいてもリラックスできるような空間になっています。

落ち着きのある和室

こちらは、第二リビングとしても使える和室の様子です。天井は他の部屋と同様に杉板張り、床はリビングと段差がなく、畳が敷かれることで区切られたシンプルな和室スペースです。しかし、大きな移動壁を使うことで必要に応じてリビングと和室の空間を仕切ることも出来るようになっています。客間として利用する時や、和の空間でホッと落ち着きたいときには最適ですね。

1階とつながる2階空間

こちらは2階の多目的室の様子です。天井は木目や色が美しい杉板張り、床にはコルクタイルを使用してナチュラルで明るく居心地のいい空間となっています。将来的には、この部屋を子供部屋にすることを考えているそう。この2階の吹き抜けからは、1階の様子が良く見渡せ、また1階のキッチンやリビングからも2階の気配をすぐに感じることが出来るので、家族も安心して暮らすことが出来るでしょう。この住まいは自然素材を使用したり、オール電化住宅で環境に優しいだけでなく、精神面でも家族にとって理想的な作りの家と言えるのではないでしょうか。

【ローコスト住宅については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 1500万円でも家は建てられる!ローコストの家5軒!  

※ 2000万以下で建てられた家5軒!

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