ロフトをつくるならどんなデザインがいい?

Aya F. Aya F.
ちいさく・ひろく・ひろく, エヌ スケッチ エヌ スケッチ Eclectic style dining room
Loading admin actions …

ロフトというと、空間を有効活用するために作られたスペースというイメージで、居心地の良さということは考慮されていないことも。しかしながら、最近ではいろんな工夫を盛り込むことによって、過ごしやすく使いやすいデザインのロフトが多くみられます。ライフスタイルや空間の使い方などによっても、そのデザインの可能性はかなり多岐にわたるもの。長く暮らしやすい空間づくりのために、たくさんの工夫を盛り込んだ家づくりをしてみませんか?

ロフトのデザイン、どうする?

ロフトというと、大都市の集合住宅で狭小スペースを十二分に活用しようと取り入れられたイメージが強いかもしれません。しかしながら、家族の拡張や収納場所を確保するためなど、さまざまな理由で一般の住宅にロフトがデザインされてきています。例えばこちらのお宅では、LDKと寝室スペースをひとつの吹き抜け空間に取り入れていますが、コンパクトながらもそれぞれ十分なスペースが確保されており、開放的でとても過ごしやすそうです。

Photo: 新良太

階段で使いやすさをアップさせる

ロフトというと梯子で上り下りをすることが多く、それゆえに使いづらさを感じてしまう人もいらっしゃると思います。しかし、デザインの仕方によってはもっとアクセスしやすい空間として住空間に組み込むことが可能です。こちらのお宅では、広々とした吹き抜け空間にLDKがあり、さらに階段でロフト空間へアクセスすることができます。壁がないため、下の空間とフラットにつながっており、家族の気配を感じられるデザインとなっています。

吹き抜け空間を活用

近年人気の中古住宅のリフォーム。住宅資材の高騰もあり、既存の素材を利用しながら新築と見紛うほどの新しさが手に入れられるのが大きな魅力です。こちらのお宅では、天井を取り払い、吹き抜けとすることで、開放感のある空間とし、リビングの上部にロフトスペースを設けています。古い梁や建具と新しく塗られた壁とが心地よくマッチした素敵な和モダンデザイン。これからまた何世代も活用できそうですね。

【吹き抜けについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ 吹き抜けを取り入れる前に知っておきたい6つのポイント

マンションにもスペースをプラス

ロフトのある集合住宅というと、コンパクトサイズのものを想像しがちですが、そんな固定概念を打ち破ってくれるのがこちらのお宅。神戸のインテリアデザイナー・TBJインテリアデザイン建築事務所の手がけたこのお宅は、天井が高くつくられており、その利点をうまく利用すべくLDKにロフトを組み込んでいます。白を基調として構成されたこの空間は、より広さが感じられ、とてもオリジナリティが感じられるデザインです。

子供部屋として

ロフトは、たいていの場合天井が低く作られており、長時間過ごす空間としてはあまり適していません。しかしながら、発想を転換してみると、意外な利用法が見えてきます。例えばこちらでは子供の遊び場としてデザインされています。小さなお子さんにとって、天井の低さはそれほど気になるものではなく、逆に天井の近さを喜んでくれそうですよね。子どもだけの隠れ家として楽しんでくれそうです。

▶「住まいの写真」ページでは様々な種類の子供部屋を紹介しています。◀

※   子供部屋の写真ページ

ミニマルな隠れ家スペースとして

収納スペースとして、または寝室スペースとして活用されることの多いロフトですが、特に特定の目的を考慮することなく、デザインとして作りつけることもあるようです。こちらは札幌の一級建築士事務所Atelier Casaが手がけたお宅の一角。キッチンに隣接するポジションに水廻りが配置されており、その上部はロフト空間となっています。特に柵があるわけでもなく、高さもそれほどないのですが、家のあちこちを見渡す事ができるため、ちょっとした隠れ家的なスペースとなっています。

Photo: 寺島博美

▶homifyで建築家を探してみませんか?無料で使える募集ページで見つけましょう!◀

※ 理想の建築家を見つけるための建築家募集ページ

Need help with your home project?
Get in touch!

Highlights from our magazine