階段は上下のフロアを繋いでいる移動できる通路であると共に、空間の中で視覚的に動きを感じさせるデザインとしての役割も担っています。真っ直ぐな直階段や螺旋階段などの形状は建物の構造に大きく影響します。今回は空間と調和して心地良いインテリアを創りだしている素敵なデザインの階段をご紹介します。
吹き抜けのある土間玄関に設けられた直線と曲線が混ざり合った螺旋階段です。黒のアイアンと木素材の踏み板の組み合わせがインダストリアルな雰囲気を醸し出しシンプルでクールなデザインです。木素材が多く使われた温かみのあるLDK空間を引き締めつつも抜け感も感じさせる存在感のある階段です。
▶「住まいの写真」ページでは様々な種類のダイニングを紹介しています。◀
こちらの階段は愛媛県松山市の海辺に位置する、海と風と夕日を楽しむことができる住まいのエントランスホールです。目の前に広がる、時間と共に移り変わる海の表情を楽しめるように全ての部屋は海に向かって配置されています。踏み板が直接壁に固定されているシンプルなデザインなので、景色を邪魔することなくまるで海に向かって上っていけるような開放的な空間が実現しています。
黒いラインの直線的なデザインが空間にインパクトを与え、シンプルでモダンな雰囲気を創り出している階段です。踏板が壁に埋め込まれており壁側には何もないため、すっきりとした空間にまとまっています。
こちらは高低差を活かして建てられた半地下空間のある4階建ての住宅で、地下1階から地上3階までをつなぐ螺旋階段が設置されています。2階と3階が吹き抜けとなっている明るい開放的なリビングを螺旋階段から見下ろすことができ、家族とコミュニケーションが取りやすい素敵な空間が広がっています。
【吹き抜けについては、こちらの記事でも紹介しています】
こちらは高台に建てられ、家族が集まる主室を2階にまとめられた住まいです。玄関から入った先の階段下スペースの奥には枯山水の坪庭を眺めることができ、暗くなりがちなスペースに四季を感じることができる明るい空間が生まれています。
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